「のぼうの城」上、下二巻を読み終わりました。
戦国時代の本は、結構読んだつもりでしたがこの本の主人公「成田長親」(なりたながちか)
は今まで全く知りませんでした。
舞台は地元のさいたま市からも近い、最近やたらTVとかで有名になった「行田市」にある
忍城です。
今のこの忍城は、行田市郷土博物館として見物も出来ます。
戦国と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人が必ず絡んできますが、この物語も
秀吉が天下統一の最後の戦い、小田原攻めの一環としたものです。
当時秀吉の家臣であった「石田三成」VS当主と主力の兵が小田原に、加勢して残った兵を
率いて城を守った城代「成田長親」の戦いです。
この成田長親が、「のぼう様」と呼ばれていて「でくのぼう」から取ってそう言われていました。
大男で、のんびりしていて行動も機敏でなく、発言もしないのですが、領民からは慕われて
いて、いざという時にとんでもない行動に出ます。
結局は三成軍2万に対し、1千にも満たない数で立ち向かう城を攻防する戦いを色々な角度
からストーリーにしたものです。
来年映画にもなるようで、ここでストーリーを詳しく言うのはやめますが、おもしろい物語でした。
今の時代でも会社でもこんな感じに慕われ、普段仕事は出来なそうだけどいざとなったら
率先して解決するような、口先だけでなく行動で示す上司がいたら最高ですね
Category: 読書
Published on: Fri, 12 2010 23:25